メソアメリカ旅行記(メキシコ、ベリーズ、ホンジュラス、グァテマラ)


昨年のインドが最後の旅行かと思っていましたが、幸いにも母がデイサービスにも慣れて、3日ほどショートステイをテストして見てこの分なら何とか
旅行計画も継続出来そうな様相になり、周囲も在宅介護の苦労を理解してくれて今回の旅行が実現できました。しかし心配なので妻に留守を頼み
今回も私一人の旅になりました。今回の訪問地域は下記の地図の通りでした。



●11月18日 福岡空港経由で羽田空港に飛び、東京の長男宅に前泊(外国旅行は成田集合までの移動は自己責任のため欠航などに備える為)  

●11月19日 12:55成田空港第一ターミナル集合 15:45アエロメヒコ航空57便にて、ティファナ経由、メキシコシティ空港へ15:05到着。    
        時差15時間なので実飛行時間14時間20分でしたが幸運にも隣の2座席が空席で楽な移動でした。空港からホテルまでのバスが 
      デモ隊に遮られ渋滞、メキシコではデモ優先で17:05ホテル到着、夕食前に早速ホテル前の独立記念塔の周囲を散策

●11月20日 9:00ホテルを出発、メキシコシティ市内観光。9:40ソカロ(憲法広場)に到着国立宮殿を見学後広場周辺のアステカの
         テノチチトランの遺構を見ながら湖の遺跡の上に建てられたために地盤沈下の著しいメトロポリタン・カテドラル
や周囲の街並みを散策後
      11:20
グアダルーペ寺院に到着、ここも地面は波打ち周囲の建物は傾き地震時はどうするのかと人ごとながら恐ろしくなりました。
          昼食後、メキシコ中央高原最大の古代都市遺跡、テオティワカンに13:30到着。月のピラミッドに登り死者の大通り
を歩いて太陽のピラミッドにも登りましたが時間が足りなくて城壁内のケツアルコアトルの神殿までは見れませんでした。  
         16:40メキシコシティの国立人類学博物館でメキシコ各地の重要な遺跡の発掘物や壁画などを見学19:55空港到着、
           空港内のレストランで夕食を採り、22:40発AM267便にて空路飛ぶ予定が添乗員とガイドを含め4人が一時オーバーブッキングで    
    一もめなんとか調整出来て、ビジャエルモッサ(美しい村の意味)へ24:00到着。ホテル到着は24:30、ハードな一日でした。 

●11月21日 9:00ホテルを出発、130Km離れたラベンタ遺跡から出土したオルメカ文明の遺宝が展示されているラベンタ遺跡公園
        9:10到着。マヤ文明の発祥の母体と考えられているがユカタン半島で繁栄を誇ったマヤ文明に先立つ1500年も前、独自な謎の文明が
        存在していたことに驚かされると共にここは動物園になっていてユカタン半島の動物達も一緒に観察できました。その後、マヤ古典期の至宝
        
パレンケ遺跡へ遺跡近くのレストランで昼食後16:00まで見物しました。その後16:40ホテル到着 夕食時自己紹介

●11月22日 5:00ホテルを出発、朝食はランチボックスでバスの中で採り、狭いので大型バス乗り入れ禁止、9:35ミニバン2台に乗り換えて    
      約1時間64Kmの細い曲がりくねったジャングルの中の道をマヤ文明最大規模のカラクムル遺跡に10:45到着。
2号神殿に登り樹冠に頭を出すほかの神殿が見えましたが深いジャングルで遺跡の全容は掴めません。元気のある人は
     1号神殿にも登りましたが私は後の旅程を考え大事をとりました。14:15遺跡近くのレストランで昼食の後スペインによって最初に
         造られた要塞都市カンペチェへ、途中のガソリンスタンドでトイレ休憩をとり18:50カンペチェのホテルに到着、ホテルのレストランで夕食

●11月23日 8:00ホテルを出発、、植民地時代の面影を残す世界遺産の街
カンペチェの散策。その後、世界遺産のウシュマル遺跡に
          ほぼ隣接するカバー遺跡
に10:30到着し観光。その後途中マヤ族の住居を訪問、ウシュマル遺跡
       12:10到着
、昼食後13:15より遺跡観光15:30遺跡を後にチチェンイッツアへ18:00ホテルに到着。ホテルのレストランで夕食 
一行の一人の誕生日祝いにシャンパンで乾杯。


●11月24日 8:00出発、ホテルのすぐ前に天文台が見える距離、すぐ到着、マヤ古典期で最大の遺跡チチェンイッツア観光。
         ピラミッド型の神殿スティーリョ(ククルカン神殿)戦士の神殿、球戯場、聖なる泉セノーテなどを見学した後12:45レストランで昼食 
         14:10カリブ海に面して建つ
トゥルム遺跡を観光、その後、カリブ海に面したチェトゥマルのホテルへ19:20到着、夕食


●11月25日 8:00ホテルを出発、8:20国境、出入国はスーツケースのオープンチェックもなしスムーズに、ベリーズ第一の都市、ベリーズシティへ。 
          着後、ベリーズシティ市内観光セント・ジョンズ・カテドラル、総督官邸を観光した後予約のレストランが休みで替りの  
レストラン屋外の東屋風の二階で昼食、西部ベリーズ最大の町、サン・イグナシオの丘の上に立つホテルへ17:30到着。 
        明日の訪問予定の遺跡のすぐ傍にあり眺望もよいホテルで夕食には添乗員持参のソーメンを楽しみましたがジャングルの近くで持参の  
      蚊取り線香を焚きました。ベリーズからは米ドルがそのまま通用するので食事のときの飲み物代金はドル払いでお釣りが現地通貨では 
困るので各自添乗員にドルを一定額預けまとめて決済してもらうことにしました。                        

●11月26日 8:00ホテルを出発、歩いて3分でカルペチ遺跡を訪ね現地ガイドと合流観光、その後9:30バスにてモパン川の  
               渡しまで行き渡し船で川を渡りミニバンでシュナントゥニッチ遺跡を観光、神殿に登り左手のグアテマラ側と右手        
  ベリーズ側までの眺望を楽しみました。途中のレストランで昼食後、13:10国境を越え(今度もスーツケースチェックなし)、
       グアテマラ北部のマヤ遺跡の基点サンタエレナのペテンイッツア湖畔のホテルに15:40到着。ガイドの誘いで大半の人が15ドルの
        オプション、ペテンイッツア湖クルーズに参加。湖岸の動物園を見学後、湖畔の夕陽の入りを見てサンタエレナとフロ−レス島の対岸の
            展望台まで登りましたが、途中で日が暮れ真っ暗闇になりで恐怖の山登り、添乗員と参加者の一人が懐中電灯を持参していて助かりました。
        私も懐中電灯は持っていましたがホテルに置いてきた手荷物の中、見通しの甘さに悔しい思いをしました。フローレス島の夜景が一望
 出来る絶好の場所でしたが木造で人の登り降りの振動で手振れがひどく良い写真は撮れませんでした。           


●11月27日 6:45ホテルを出発、途中カウイ山(ワニ山)の写真ストップ、ティカル遺跡、8:30からマヤ文明最大の遺跡観光。 
          ピラミッド型の第4号、第5号の各神殿に登りアクロポリス失われた世界を訪ね、昼食は遺跡のジャングルの中のヤシ葉葺きレストラン
      でチキンの昼食、ビジターセンターでバスに乗り午後、リオ・オンドへ約6時間半の長時間移動。 20:10リオ・オンドのホテルに到着


●11月28日 7:00ホテルを出発、リオ・オンドとは深い川との意味で翡翠の産地でした。8:35国境を越え、ホンジュラスへ、コパン遺跡は国境から 
        わずか13Kmでコパン観光のための入国の意味もありパスポートに遺跡の記念スタンプを押してもらい入国手続中のバスから降りて
       ぶらついていると国境の標識を発見、バス出発の間際で他の人に知らせる暇もなく大急ぎで撮影、バスに戻りホンジュラスへ入国、
      9:00コパン遺跡に入場観光。12:10遺跡近くのレストランで昼食後、グアテマラシティへ。約2時間を超す大渋滞に
          巻き込まれ昨日と同じ約6時間半の長時間移動で19:55にホテル(グランド・ティカル・フトゥーラ)到着、20:30遅い夕食となりました。

●11月29日 9:00ホテルを出発、久々のゆっくりスタート、後で知ったのですがホテルがカミナルフユ遺跡のど真ん中に立っていたらしいのですが  
        現在は遺跡の大半は住宅地の開発で破壊され残っていないらしい
グアテマラシティ市内観光で豊富なマヤ文明の遺品の数々が展示
        されている国立考古学民族学博物館を見学したがこのカミナルフユ遺跡の出土品が保存状態と量ともに豊富だったように見えました。
          中央広場でカテドラルと国家宮殿を観光後、途中のレストラン”カカオ”で12:25昼食、
チチカステナンゴへ17:30到着。


●11月30日 8:00から、民族衣装や民芸品などの露天で賑わうインディヘナの市を観光後、湖畔の町パナハチェルから     
         アグア火山の山裾に広がるアティトラン湖クルーズで12:10サンアントニオ・パロポ村を訪問、湖を横切り対岸の村
       サンティアゴ・アティトラン村
へ13:10上陸  昼食後村を観光、再び船でパナハチェル経由、世界遺産の街アンティグアのホテルへ
18:50到着。外のレストランで夕食
         
●12月1日 8:00から、ホテルはアンティグアのシンボル時計台の横なので歩いて
アンティグア市内観光、メルセー教会と     
     コンパーニヤ・デ・ヘスス修道院跡を見て、中央広場へ。8:30〜9:45の間自由行動、私は一人で街の南半分を一回りしました。
       その後集合しカテドラル、カプチナス修道院を見学観光後、参加者の女性の一人が離脱(5日ほどバックパッカーで一人旅をするとのこと
   その勇気に感心)グアテマラシティへ戻り11:50市内の中華レストランで昼食。13:40グアテマラシティ空港にて個人チェックイン
   Mx684便にて メキシコシティ空港へ19:00到着、モノレールにてターミナルを移動してゲイトで待機中再三のゲイト変更の末に
         22:05発が ティファナの天候不良のため翌朝6:00発となり8時間遅れ、スーツケースなしで急遽アエロメヒコ手配の空港近くのホテルへ
       23:30ごろチェックインして遅い夕食、私は前日のホテルが湯が出なかったので シャワーを浴び3時間の仮眠で4:30ホテルを出発、
メキシコシティ空港から7:00発アエロメヒコ58便にてティファナ経由、帰国の途へ。 機中泊。(日付変更線通過)      


●12月3日 14:50成田空港到着。通関後解散、私はアエロメヒコの遅延証明を持ちJALの窓口で羽田ー福岡JL0319便を、19時発の       
成田ー福岡便JL3057に変更。福岡到着が10分早かったので急いで10時5分発のソニックに飛び乗ることが出来て   
0:35大分駅到着して旅行終了しました。                                                

紀元前1200年頃に始まったメソアメリカ文明はオルメカ、ティオティワカン、マヤ、トルテカ、アステカなど優れた文化を持つ都市国家群が興亡を繰り返していた事実を目の当たりに出来て感激したと同時にその一大文明がスペインのアステカ征服により、歴史上から抹消されてしまった事を思うと、インカ文明の滅亡と同じく西洋人の略奪や蹂躙の凄さをいまさらの様に感じました。巨大都市「テオティワカン」を中心とした文明から今回は訪問できなかったがトゥーラやソチカルコに代表されるらしいトルテカ文明や、魅力的な沢山の遺跡を今に残しているマヤ文明の起源が紀元前にあり、高地からカリブ海側の低地ジャングル地帯にかけて多くの都市を築いたこと、メキシコ高原に栄えたトトナカ文明などと相互に影響しあいながら花開いたメソアメリカ最後のアステカ文明。文化的にはトルテカを引継いだ武力に優れたテノチチトランのアステカ帝国は少数のスペイン人に壊滅させられた。その原因は迷信に支配されていたこと、強すぎて迫害されていた周辺の部族がスペイン人に味方したこと、それにヨーロパ人が持ち込んだ感染症だったらしい。スペイン人は首都を征服すると、この都を徹底的に破壊してしまった。世界四大文明が紀元前2000年頃ですから、メソアメリカの文明は歴史事実であり、知れば知るほど、深さや豊かさを持った文明がヨーロッパ中心の西洋歴史観の中で埋没してしまっていることに今更ながら驚かされます。歴史は征服した強者によって編まれると言うこの事実が今までの世界四大文明との概念を定着させメソアメリカ文明とかインカ文明を世界史の埒外に置いてきた。世界の文明を問い直し、世界六大文明との認識を一般化させる必要を強く感じました。



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