シラーズ

サアディーとハーフェズのような偉大な詩人を育んだ詩と哀歌の街シラーズ。ザクロス山脈の海抜1540mのアッラーホ・アクバル山の麓にあり、歴史はイスラム前の時代に遡る。サファヴィー朝やザンド朝時代に全盛期を迎えた。首都に選んだのはザンド朝のキャリムハーンでした。

コーラン門

 

パサルガダエからこの街にいると最初に目に入る11世紀に造られたコーラン門で上の小部屋にコーランが置かれ旅人の安全を祈ったことからそう呼ばれている。壁面はモザイクで装飾され、門の脇には沢山の簡易テントで市民が寝泊り
ハムゼ聖廟(アリー・エブネ・ハムゼは8代目イマームセイイェド・ミール・アフマドの弟)

 

       エマーム・ザーデイ・アリー・エブネ・ハムゼ                         前の床は多数の信者のお墓

 

聖廟の壁や天井は鏡のモザイク埋め尽くされまるで万華鏡の中。お祈りしている白いチャドルを着た女性


エラム・ガーデン(シラーズ大学の附属植物園)



ガージャール朝を代表する建築のエラム宮殿が中央にあります。 宮殿の建物は大学の図書館

 

エラム宮殿の装飾タイル                  園内からシラーズ大学のキャンパスが見える
シラーズ大学はテヘラン大学と並んでイラン最高学府に位置付けられる名門中の名門大学だそうです

 

シラーズは穏やかな気候のもとで花や果樹の栽培が盛んである。糸杉が多い


ナシル・アル・モルク・モスク 



別名ローズ・モスクと呼ばれる 1872年に建築が始まり、完成したのは1884年。

 

ピンクのタイルで造られ、陽が当たるとモスク全体がピンクに、ステンドグラスの色彩が柱や床に美しい影を落とす。

  

ピンク・モスクとも呼ばれバラのような花を主体に構成され絵の描かれたのタイル


デルゴシャ公園 

 

シルクロ−ド貿易の豪商の館が公園になっているが屋敷は補修されずに荒廃


ハーフェズ廟



 ハーフェズはコーランの暗唱者の意で幼少からよくコーランを暗唱していたのでこの名が付いた。サアディーより百年ほど後の時代の人でペルシア古典詩人では最も有名で親しまれている詩人

 

14世紀に活躍した詩人で一生涯をシラーズで過ごした           棺には彼の詩が彫られている


サアディー廟

 

イラン三大詩人の一人で13世紀を代表する詩人。20才の時に故郷シラーズを離れ、北アフリカやがアラビア半島からインドまで40年間にわたって旅を続けた。廟の地下にはカナートの水が流れている。

 

晩年60才を過ぎシラーズへ戻り、故郷の地で永眠      棺に彼の詩が彫られ、廟の壁は詩のブルータイル


ナーレンジェスターン(オレンジ庭園)



 ナーレンジェスターンはオレンジの一種で沢山植えてある 

 

19世紀の実業家ガバム氏の豪邸で装飾のタイルはイスラム圏に珍しい図柄 

  

鏡の間があり壁屋や天井の装飾も特異


ヴァキール・モスク

 

1773年に建立のこのモスクは幾何学文様の美しさで有名 バラの花のタイルやモザイクが多い

 

生命の木のタイルは黒 タイルで黒の色を出すのは難しいらしい



ザンド朝様式のモスクで螺旋模様の彫りのある柱はヘレニズムの影響を受けている天井の装飾は中央のメッカの方向を示すミヒラブの列だけに施されているだけで他はレンガのまま


ヴァキール・バザール

 

モスクの隣にバザールがあり内部は迷路、途中のキャラバンサライを取り込んでいる

 

  バザールと繋がったキャラバンサライの中庭         パトカーに慌てて店仕舞の無許可露店



ヴァキール・モスクの隣のハマム(浴場)を利用したレストランの民族バンド


キャリムハーン城砦

 

街の真ん中に位置し、18世紀ザンド朝時代に建てられた城 レンガの並びで装飾されている

 

後に牢獄としても使われていたそうです                地震のため傾いている塔
ヨーロッパいあれば世界遺産にもなりそうな城ですとガイドは話していましたが案内もしませんでした。

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