エクアドル共和国

エクアドルの国名はこの国を通る赤道を意味するスペイン語の「El Ecuador」に由来するものです。面積は日本の約3分の2 (6,549平方キロメートル)、人口は約10分の1 (1,200万人)。国土は太平洋上の島嶼と中央のアンデス山脈地帯を中心に三つに区分され、大きく四つに分かれています。太平洋沖1,000kmにはガラパゴス諸島が有名です。

●島嶼地方はガラパゴス諸島(Las Islas de Galapagos)です、スペイン語のカメに由来するガラパゴスは、エクアドルの海岸からは約1000km離れています。フンボルト海流の冷たい水のおかげで、赤道の直下に位置しているにも関わらず、海流の関係で気温はさほど高くなく、ペンギンも生息している特異な場所。世界中でここでしか見ることができない固有種が数多く生息しています。何らかの方法で大陸から移住したそれぞれの生物の祖先が、隔離された島々で独自に進化していったことを示しています。

●海岸地方はラ・コスタ(La Costa)と呼ばれ、その中心都市がグアヤキルで国土の約4分の1を占めています。気温は年間を通して高く、平均温度25度で南極からの寒流、フンボルト海流のお陰で緯度が赤道に近いにもかかわらず比較的しのぎやすい気候。

●アンデス山脈の地区は、ラ・シエラ(La Sierra)と呼ばれ標高も気候もさまざま、アンデス気候、亜熱帯気候、活火山も多パラモと呼ばれる乾燥した草地も点在します。中心の首都キト(海抜2,850m)付近の高地に赤道が通ってをり、エクアドル最高峰のチンボラソ山 (Chimborazo 6,310m) をはじめ4,000m〜6,000m級の山々が連なっています。
●アマゾン地方はエル・オリエンテ(El Oriente)と言い首都のキトから見ると東に当たります。アマゾン川の源流地帯で国土の半分ですが居住者はわずか5%、気候は熱帯ですが標高の関係で昼は暑いですが年間平均気温は17〜25℃位、雨量が多いが雨が降るのは午後から夕方にかけてで湿度も高くジャングルに覆われ多様な生物の宝庫です。アマゾン川の源流の中でもエクアドルで最大のナポ川は観光ルートとなっています。 

キト(Quito)では紀元前9,000年頃の石器が、サンタ・エレナ(SantaElena)では紀元前6,000年頃の墓地が見つかってをり、また海岸地方では南米最古の土器が発見され、紀元前3,000年頃にはヴァルディヴィア(Valdivia)と呼ばれる文明が存在していたことを示しています。11世紀に入ると、海岸地方でカラス族(Caras)、山岳地方でキトゥス族(Quitus)が台頭し、その後キトゥスがカラスに吸収され1300年頃までシリ国(Shyri、カラスの族長の名)がこの地を治ていました。その後、南部山岳地方から勢力を伸ばしてきたドゥチセラ国(Duchicela)がシリ国を併合して150年の平和な時代が続きました。14世紀に、ペルーからインカ(Inca)帝国が急速に拡大すると、エクアドルもやがてその支配下に入ります。しかし、1526年、インカ(Inca)王ワイナ・カパック(Hyayna Capac)の死とともに帝国は分裂し、その頃この地にやってきたスペイン軍に1532年ワイナ・カパックの息子、アタワルパ(Atahualpa)が処刑され、スペインの植民地となりました。スペインの支配はインディオたちにとっては過酷なもので、徐々に独立の気運は高まって19世紀になって、ベネズエラ出身のシモン・ボリバル(Simon Bolivar)が台頭、ベネズエラ、コロンビア、エクアドルを統合したグラン・コロンビア(Gran Colombia)の設立を目指していましたが、グラン・コロンビア内での内乱や混乱によりその構想は8年で終わり、1830年ベネスエラとエクアドルも独立を宣言、エクアドルが完全な独立を勝ち取りました。カカオを中心としたグアヤキルのプランテーション経済により資本家層の権力拡大で最初の首都はグアヤキルだったが1925年にシエラの勢力がクーデターを起こし、政治的な権力の重心がグアヤキルからキトに移動した。しかし政治は混乱、大統領の暗殺や、独裁、クーデター等が頻発、1941年にエクアドル・ペルー戦争が勃発し、アマゾン地域の20万平方q以上の領土を失い、1979年にキリスト教民主主義の人民勢力結集党により軍事政権から民政移管となったがその後も混乱が続き石油埋蔵地のアマゾンを巡ってペルーに敗北、1995年に放棄、その後も混乱続きで政権は頻繁に交代したが2006年に大統領選挙と議会選挙が行われ、ラファエル・コレアが国民から圧倒的な支持を得て勝利し、2007年に大統領に就任。反米を旗印に自主外交を進め、ベネスエラのチャベス政権や世界の反米政権との友好的関係の構築や、石油出国機構(OPEC)への再加盟、2008年憲法改正により大統領の再選が可能になり、現コレア大統領は2009年得票率50%以上を得て圧勝。現在の政治体系としては、民主制をとってをり、18歳以上(ただし識字可能な)の市民に投票権が与えられています。投票の過半数で大統領が選ばれ議会は一院制で、79の全国区と44の地方区選出の議員からなっています。
エクアドル国内のアンデス山脈には、氷河に覆われた5000m峰が9座、6000峰が1座あります。その大半が連峰ではなく、富士山型の広い裾野を持つ独立峰として存在し、火山でない山はほとんど無い。キト(Qito)の街からは北にプルラグウア山(Pululagua 3,356m)、東北東にはカヤンベ山(Nevado Cayembe 5,790m)が見えるが、手前の山の影で裏側のインバブラ山(Imbabura 4,634m)は見えない。西にはピチンチャ山(Pichincha 4,794 m)、南南西にアタカソ山(Atacazo 4,463m)、東南東にはチャカナ山(Chacana 4,643 m)が見えますが、その陰でアンティサナ山 (Antisana 5,753m)は見えません。パン・アメリカン・ハイウェイで南に下ると左手にアンティサナ山(Antisana 5753m) マチャチの街(Macyachi)のあたりから、右手前方にイリニサ山(Ilinizas 5248m)、左手にコトパクシ山 (Cotopaxi 5,897m)、リオバンバの手前のアンバト(Ambato)の街から、右手前方にカリワイラソ山(Carihuairazo 5,018 m) その向こうに チンボラソ山(Chimborazo 6,310m)、左手にトゥングラウア山(Tounguraua 5,016m) が見えてきます。 リオバンバの街からは東にアルター山(Altar 5,319m)北西に チンボラソ山、そのすぐ右側にカリワイラソ山(Carihuairazo 5,018 m)、北東に トゥングラウア山(Tounguraua 5,016m)、南東の遠くに サンガイ山(Sangay 5,230m)が見えます。 リオバンバから南下しコルタ・チンボラソ湖(Colta Chimborazo)の縁を辿り、山深く入り、点在する原住民の集落を過ぎるとインカ時代の遺跡インガピルカ(Ingapirca Ruins)があり、古都クエンカ (Cuenca)に到着する。  

パン・アメリカン・ハイウェイ(別名 火山通り)

● クイコチャ山(Cuicocha 3,246 m) 噴火で標高3000mのところに直径3kmのクイコチャ湖が出来た。
●インバブラ山(Imbabura 4,634m) オタバロの街とサン・パブロ湖の北東に位置します。
●カヤンベ山(Nevado Cayembe 5,790m) キトの北東およそ70kmに位置 エクアドルで三番目に高い山。
●プルラグウア山(Pululagua 3,356 m) キトの北15kmへに位置したカルデラがあります。
●リベンタドル山(Reventador 3,562m) 1541年以来25回以上噴火、最大の歴史上の爆発は2002年、最近の爆発は2009年の活動の活発な火山
●ピチンチャ山(Pichincha 4,794 m) 活火山 噴火活動は見られないが水蒸気が出ている。
●アタカソ山(Atacazo 4,463 m) 頂上付近には沢山のアンテナが立っています。しかし実際の最高点はその上の小さな仮小屋の位置です。
●チャカナ山(Chacana 4,643 m)北アンデスで最大の流紋岩の噴出火山、18世紀に噴出
●アンティサナ山 (Antisana 5,753m)   キトから南東へ50kmの位置 エクアドルで四番目に高い山火山で12万ヘクタールの自然保護区内にある。
●スマコ山(Sumaco 3,990 m) エクアドルのアンデスで最も東部の火山
●イリニサ山(Ilinizas 5,248m) キトから約90km南に位置  麓の街ラタクンガ
●コトパクシ山(Cotopaxi 5,897m) キトの南方55kmにある比高3000mの火山で、火山活動が活発な最も有名な火山。エクアドルの第二峰  
世界で最も標高の高い活火山です。”エクアドル富士”と呼ばれる。
●キロトア山(Quilotoa 3,914 m)  エクアドルのアンデスで最も西部の火山、250mの深いカルデラ湖を持つ休火山。
●カリワイラソ山(Carihuairazo 5,018 m) チンボラソ山の北北東の山、リオバンバからチンボラソ山の右傍の少し低い山(この山自身は火山ではない)
●チンボラソ山(Chimborazo 6,310m) エクアドルの最高峰、山頂は最も地球の中心から離れてをり、エベレストのある場所(北緯28度)よりも地球の半径が大きく
水面も高いので標高ではエベレストのほうが約2,550m高いが、地球の中心からの距離ではチンボラソがエベレストより約2,100m上回る。
●トゥングラウア山 (Tounguraua 5,016m) 2011年11月末に噴火した活火山 サンガイ国立公園の中に位置
●アルター山(Altar 5,319m) 火口はカルデラ湖になっている
●サンガイ山(Sangay 5,230m) この山の周囲はサンガイ国立公園となっている

●コルタ・チンボラソ湖(Colta Chimborazo)  リオバンバから17Kmに位置にあり、それは横巾1,100m、縦長2,500mの大きな湖

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エクアドル  ラ・コスタ(グアナキルマレコン2000)  アラカルト

エル・オリエンテ(
奥アマゾンサチャロッジキャノピーウオークカボックタワーカヌー


ラ・シエラ (キト赤道記念碑リオバンバインガビルカクエンカクエンカ近郊カハス

ガラパゴス諸島(
サンタクルス島プエルトアヨロ
アヨロ漁港

ダーウイン研究所
フロレアナ島イサベラティントレラス岩礁