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渚 滑 線


国鉄監修「交通公社の時刻表」1984年12月号より転載

1923.11.5 開通
1985.4.1  全線廃止

 渚滑川の水運に頼っていた木材及び農産物の運搬のために建設されましたが、晩年はすべてトラックにとって替わられた上乗客も減少し、1968年の赤字83線に名を連ね、国鉄再建法による特定地方交通線選定の際にも基準期間の平均輸送密度が398名だったため第1次廃止対象に選定され、バス転換となりました。
 1922年改正鉄道敷設法では、「133 胆振国苫小牧ヨリ鵡川、日高国浦川、十勝国広尾ヲ経テ帯広ニ至ル鉄道(一部日高本線、広尾線)」、「141 十勝国上士幌ヨリ石狩国『ルベシベ』ニ至ル鉄道(一部士幌線)」、「139 石狩国『ルベシベ』ヨリ北見国滝ノ上ニ至ル鉄道」の予定線があり、これに士幌線帯広−上士幌を加えると、苫小牧から渚滑まで鉄道で結ばれることになるわけですが、結局実現せず、開業した路線のうち現在も残っているのは日高本線苫小牧−様似間だけです。

 1994年9月7日、網走でレンタカーを借り、湧網線、名寄本線遠軽−渚滑間、中湧別−湧別間の廃線跡に沿って走った後、紋別で夕方になってしまい、その日の宿の層雲峡のYHまで大急ぎで向かいましたが、せっかく旧渚滑線沿いに走るのだからと駅跡を探したところ、暗くなってはいましたが、上渚滑、北見滝ノ上の駅舎と、16号線仮乗降場の名前の由来となった16号線の標識を見つけることが出来ました。改めてゆっくり訪ねてみたいです。

乗車 1985.2.27全線往復 1994.9.7線路跡沿いにレンタカーで走行

駅名 起点からのkm 開駅年月日

(渚滑) 0.0

元西(仮) 3.3 1956.5.1

下渚滑 4.7 1923.11.5


十六号線(仮) 6.9 1955.12.25

多くの仮乗降場がそうでしたが、停車するのが午前中は上りのみ、午後から夕方にかけては下りのみになっています。
 

中渚滑 9.5 1923.11.5


上東(仮) 12.9 1955.12.25

上渚滑 16.8 1923.11.5
 

右のバス停の標識を拡大したところ、「○渚滑」と読めること、16号線から約10kmを15分かかっていること、13km先の濁川まで20分近くかかっていることを考えると、上渚滑駅跡で間違いないと思います。それにしてもわずか15分で真っ暗になってしまいました。まさに「秋の日はつるべ落とし」ですね。


奥東(仮) 19.9 1955.12.25

滝ノ下 24.8 1923.11.5
  

雄珍内(仮) 28.3 1955.12.25

濁川 31.0 1924.10.21

駅舎とホームが残っています。駅舎の形が似ているためこれが北見滝ノ上駅と勘違いしていました。もっとも、似ているのは北見滝ノ上までの全通から1年後の開駅なので、設計図を流用したのかも知れません。
 

北見滝ノ上 34.3 1923.11.5

現在は旧駅舎を鉄道記念館として使っているそうです。

 
 

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