タイトル

太鼓をたたく若者におそいかかる獅子
千町の獅子舞(23秒)-(113K.mp3)
千町の獅子舞(1分54秒)-(238K)

太鼓のたたき方

【お知らせ】

西条市千町地区(中屋、中谷、宮之首、御代地、久保、土居、岡、晩茶)の氏子で祭る 高智神社の秋の祭礼に奉納される獅子舞です。
千町(せんじょう)の獅子舞は、享保14年(1729年)、旧暦9月に始められたといわれている古い伝統の獅子舞です。
享保に入ってから飢饉が続いたが、千町地区は幸いなことに雑穀類に恵まれて飢えに苦しむこともなく、住民は神(高智神社)のご加護と尊みました。
高智神社の秋の大祭を鼓舞し、生きる幸せと神への感謝をこめて獅子頭を購入して獅子舞を始めたようです。
高智神社の秋の大祭は、毎年10月10日(平成18年度から10月の第1日曜日に変更になりました。)で、神輿のお供をして、お旅所でお神楽が奉納された後で悪魔払いと、祭典の盛り上げと併せて若者たちで獅子舞をつとめています。
終戦後、獅子の舞い手がいなくなり途絶えていましたが、地区有志によって昭和50年代に 復活して現在に至っています。
荒川の雄獅子に対して、千町は雌獅子。舞は激しく、太鼓をたたく若者とのかけひきで時には怪我をすることもあります。
獅子2人、太鼓1人、時には小太鼓がはいり、合計3〜4人で獅子舞をつとめます。
荒川は、小学生が太鼓をたたきますが、千町は青年がたたきます。
加茂千町地区
千町地区の遠景

千町地区は、私の地元の荒川地区とは、川をはさんで対岸になります。
昔、加茂村であった当時、村役場があったところでかつての加茂の中心地でした。
千町の獅子舞は、たいへん自由度のある獅子舞で、決まった舞い方はある ものの、使い手によってさまざまな表情を見せます。
ある時は、太鼓のたたき手に襲いかかり、ある時は、たたき手を無視して走り まわり、ある時は、しゃがみこんで寝てしまいます。
獅子の使い手は、次から次と入れ替わり、獅子舞が延々と続くこともあります。

千町の獅子舞も口上を言いますが、荒川が獅子の使い手が幕の内から 言うのに対して、千町は太鼓のたたき手が見物客に対して言います。

太鼓を無視して走り回る獅子 ばちを口にくわえさせられおとなしくなった獅子 太鼓に合わせて優雅な舞いを舞う
耳を立てて舞う獅子 太鼓のたたき手とにらみ合う 太鼓のたたき手に襲いかかる獅子
⇒千町高智神社地方祭の様子は、こちらをご覧ください。

千町地区略図 H11.6.19

【千町高智神社について】

約1200年の歴史があると言われている神社です。
明治4年までは、「高知神社」と呼ばれていましたが、 神社庁へ「高智神社」と登録されたため、以後は「高智神社」 と呼ばれるようになりました。
御祭神 応神天皇、神功皇后 外十柱の祭神

高智神社からみた千町地区
高智神社の狛犬
高智神社の狛犬

【奉納相撲について】

高智神社の境内には土俵があり、お祭りの宮入のあとで奉納相撲 が行われていました。
歴史は古く獅子舞が始まる以前から行われていたようです。
奉納相撲には、周辺地域から大勢の人がやってきて、祭りに 集まった人も加わり、日の暮れる頃まで賑わっていたようです。
昭和55年頃から相撲をやめて、福木投げに変わりました。

【水無(みずなし)、吉居(よしい)のお祭りについて】

戦前の話ですが、水無と吉居(藤之石地区)にも神社があり、 千町の高智神社が本家で水無と吉居の神社は、分家的な存在でした。
神輿は高智神社に二基あり、一基は千町、もう一基は水無と吉居の ものでした。
年に一度のお祭りの日には、水無と吉居の人が総出で千町の 高智神社へやってきて、千町から神輿をかついで水無の貴布祢神社へ行き 宵祭りをし、翌日吉居の天野神社までかついでいってお祭りを したそうです。
その後、千町までかついで帰り、千町小学校のグランドで千町の神輿と かきくらべをしていました。
しかし、昭和10年に水無地区が火災にあい、まもなく廃村となってしまった こともあり、この祭りは戦後になってすたれてしまい、今では両社とも 高智神社に合祀されてしまいました。

平成10年千町高智神社地方祭のスナップ写真

千町地方祭は、毎年10月10日におこなわれていしたが、平成18年度から10月の第1日曜日に変更になりました。

千町の獅子頭

千町の獅子頭

神輿を担ぐ人

神輿を担ぐ人

近江神社を出発

近江神社を出発

千町の棚田
千町の棚田風景

平成3年千町地方祭(神輿の渡御)(1分40秒)

「千町の獅子舞口上文」

伊予の国は、石鎚山のふもと、加茂川の流れを見下ろす千町の、 山ふところに鎮座まします高智大神(こうちおおがみ)の、秋の大祭の行事として260有余年の昔から伝えられましたるこの獅子舞は、 神前にては宝の舞、人の家のためには、身払い、家払い、荒神払い、商売繁盛、 五穀豊穣と伝えられております。
稽古不足にて、まことに未熟ではございますが力一杯相つとめます。
では、さよう早速のはじまり。

千町の獅子舞の口上(49秒)-(103K.asf)

千町高智神社